AGAクリニックの費用は月額いくら?総額と内訳、後悔しないためのポイントを徹底解説
「AGAクリニック、月額3,000円から」そんな広告を見て、「あれ、意外と安いかも?」と思ったことはありませんか?でも、同時に「本当にそれだけで済むの?」「後から高額な請求が来るんじゃ」と不安に感じている方も多いと思います。
この記事を読めば、以下のことがすべて分かります。
- なぜクリニックによって費用が全然違うのか
- 治療の目的別の具体的な費用相場
- 月額料金の裏に隠れがちな追加費用の正体
- なぜAGA治療に保険や医療費控除が使えないのか
- 賢く費用を抑える方法と、安すぎる治療の危険性
この記事は、単なる料金比較表ではありません。読み終わる頃には、自分がいくら払うべきかを理解し、自信を持ってクリニックの無料カウンセリングに臨めるようになっているでしょう。
AGAクリニックの費用と治療法別の相場は?

なぜAGA治療の費用はこんなに分かりにくいのでしょうか。それは、主に以下の3つの理由があるからです。
- 治療のゴールが人によって違うから
- 治療方法の選択肢が多岐にわたるから
- 薬の種類が選べるから
AGA治療は、風邪の治療のように誰にでも同じ薬というわけにはいきません。あなたの薄毛の進行度や目標に合わせて、オーダーメイドでプランを組むため、費用に幅が出るのです。
治療の目的は?治療法別の費用相場
AGA治療は、大きく分けて予防と発毛の2つのアプローチがあります。
まずは、この基本的な治療法ごとの相場を掴みましょう。
| 治療の目的 | 主な治療法 | 月額費用の相場 | 治療内容 |
|---|---|---|---|
| 予防・現状維持 | 内服薬 | 4,000円~10,000円 | フィナステリドやデュタステリドで抜け毛の進行を抑える。 |
| 発毛促進 | 内服薬+外用薬 | 15,000円~30,000円 | 抜け毛を抑えつつ、ミノキシジルで発毛を促す。 |
| 積極的な発毛 | 注入治療(メソセラピーなど) | 50,000円~100,000円/回 | 内服薬などに加え、頭皮に直接、発毛成分を注入する。 |
| 最終手段 | 自毛植毛 | 500,000円~(1回) | 薬での改善が難しい場合に、自分の毛根を移植する。 |
AGA治療といっても、月額数千円の予防から、月額数万円、あるいは1回数十万円かかる治療まで大きな幅があることが分かります。
内服薬(飲み薬)の費用相場
AGA治療の基本は、内服薬です。ここで費用が分かれるポイントは、予防か発毛か、そして先発薬かジェネリックかです。
予防の薬
- フィナステリド(ジェネリック):月額4,000円~6,000円
- プロペシア(先発医薬品):月額約8,000円
発毛の薬
- ミノキシジルタブレット:月額8,000円~13,000円
※ミノキシジルは内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があります。
多くのクリニックでは、これらを組み合わせたプラン(例:フィナステリド+ミノキシジル)を月額15,000円前後で提供しています。
外用薬(塗り薬)の費用相場
ドラッグストアでもリアップなどで見かけるミノキシジルの塗り薬です。クリニックでは、市販薬を超える高濃度の外用薬を処方できる場合があります。
- ミノキシジル外用薬:月額5,000円~20,000円
※濃度によって価格が大きく変動します。
注入治療(メソセラピー・HARG療法)の費用相場
内服薬や外用薬で効果が不十分な場合や、より早く効果を実感したい場合に提案されるのが注入治療です。
- 発毛メソセラピー:1回50,000円~100,000円
- HARG療法:1回100,000円~200,000円
これらは月1回程度の施術を数ヶ月続けることが推奨されるため、総額は数十万円規模になります。
AGAクリニックの費用で薬代以外にかかる隠れコストは?

「月額3,000円」の広告につられてカウンセリングに行ったら、「初回に検査代で2万円かかります」と言われたらどうでしょうか。治療費の総額は薬代+それ以外の諸費用で決まります。
以下の費用が、月額プランとは別にかかるのかを必ず確認しましょう。
初診料・再診料
カウンセリングは無料でも、医師の診察には費用がかかる場合があります。相場は、無料~5,000円程度です。
最近は、初診・再診料0円を掲げるクリニックも増えています。
血液検査・各種検査料
AGA治療薬は肝臓で代謝されるため、服薬が問題ないかを確認するために血液検査を行うのが一般的です。相場は、5,000円~15,000円程度です。
この検査を無料としているクリニックもありますが、有料の場合は治療開始時に必須の初期費用となります。
オンライン診療の配送料
オンライン診療は薬代が安い傾向にありますが、薬を自宅に郵送するための配送料が別途かかる場合があります。
AGA治療の費用に健康保険や医療費控除は使える?

「髪の悩みは深刻な病気だ。なぜ保険が効かないんだ?」「年間10万円以上払うなら、医療費控除の対象になるんじゃないか?」
このような疑問を抱くのは当然のことです。しかし、結論から言うと、原則どちらも適用外です。
なぜAGA治療に健康保険は適用されないのか?
これは、日本の健康保険制度の目的に関わっています。健康保険が適用されるのは、病気やケガの治療であり、生命に直接関わるものが優先されます。
AGA治療は、残念ながら制度上、生命に直接関わらない、容姿の改善を目的とした自由診療という区分になります。
そのため、風邪の治療のように3割負担とはならず、費用は全額自己負担(10割)となるのです。
例外的に保険適用となる脱毛症とは?
薄毛がすべてAGAとは限りません。薄毛の原因が円形脱毛症や脂漏性脱毛症など他の病気が原因であると医師が診断した場合、その治療には保険が適用される可能性があります。
だからこそ、自己判断せず、まずは医師の診断を受けることが重要なのです。
なぜAGA治療は医療費控除の対象外なのか?
医療費控除も、健康保険と考え方は同じです。
国税庁は、医療費控除の対象を治療を目的とする費用と定めています。AGA治療は美容を目的とした行為と見なされるため、対象外となります。
残念ですが、制度上のルールを理解しておくことが、損をしたくないという不安を解消する第一歩になります。
AGA治療の費用を賢く抑える方法は?

全額自己負担となると、いかに費用を抑えるかが重要になります。コストを抑えつつ、安全に治療を続けるための3つの現実的な方法を説明します。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)を選ぶ
これが最も効果的な方法です。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に、同じ有効成分で製造・販売される薬のことです。開発コストがかからないため、安価に提供されます。
- 先発薬:プロペシア(約8,000円/月)
- 後発薬:フィナステリド(約4,000円/月)
有効成分は同じであり、効果や安全性は同等とされています。年間に換算すると、数万円単位でコストが変わってきます。
オンライン診療を活用する
近年急速に増えているのが、オンライン診療専門のクリニックです。
メリットは、クリニックへの交通費がゼロになる点です。対面診療より人件費や家賃を抑えられるため、薬代が安価な傾向にあります。
デメリットは、頭皮を直接触診したり、マイクロスコープで見たりすることができません。血液検査ができない、または別途ご自身で受けに行く必要があります。
予防目的で薬をもらうだけならオンライン、最初は対面でしっかり診断してもらい、症状が安定したらオンラインに切り替える、といった使い分けが賢い選択かもしれません。
クリニックの割引プランやモニターを利用する
クリニック側も、長期で継続してもらうために様々なプランを用意しています。
長期契約割引は、3ヶ月分、6ヶ月分、12ヶ月分など、まとめて契約・支払いをすることで、1ヶ月あたりの単価が安くなるプランです。
モニター割引は、症例写真の提供などと引き換えに割引が適用される場合があります。
ただし、長期契約は「途中で解約できるか」「副作用で通えなくなった場合の返金は?」といった規約を、契約前に必ず確認してください。
安すぎるAGA治療には危険がある?

費用を抑えたい一心で、間違った選択をしてしまうと、お金以上のものを失うことになりかねません。
以下の2つの選択肢は、絶対に避けてください。
- AGA治療薬の「個人輸入」
- 市販の「育毛剤」頼み
それぞれ詳しく解説します。
AGA治療薬の個人輸入
ネットで検索すると、海外から処方薬を安く購入できる個人輸入代行サイトが見つかります。クリニックの半額以下で薬が手に入ると謳っていることもあります。
しかし、これには以下の重大なリスクが伴います。
偽物のリスク
送られてきた薬に有効成分が全く入っていない、あるいは全く別の成分が入っている可能性があります。
健康被害のリスク
不衛生な環境で作られた粗悪品である可能性も否定できません。
救済制度が使えない
万が一、個人輸入した薬で重篤な健康被害が出ても、日本の医薬品副作用被害救済制度は適用されず、すべて自己責任となります。
年間数万円を節約するために、一生ものの健康リスクを負うのは、賢明な判断とは言えません。
市販の育毛剤頼み
ドラッグストアで数千円の育毛剤や育毛トニックが売られています。
これらは今ある髪を健康に保つためのもので、分類上は医薬部外品です。これらが効くのは、頭皮環境の悪化が原因の薄毛です。
しかし、AGA(男性型脱毛症)の原因は男性ホルモンです。ホルモンに働きかける医薬品(フィナステリドやミノキシジル)でなければ、AGAの進行を止めることはできません。
もしあなたがAGAである可能性が高いなら、医薬部外品にお金を使い続けることは残念ながら遠回りになってしまいます。
費用面で後悔しないAGAクリニックの選び方は?

数あるクリニックの中からあなたに合った、信頼できるクリニックを見極めるための、具体的なチェックリストを解説します。
無料カウンセリングや初診の際に、以下の5点を必ず確認してください。
治療ゴールを明確にしましたか?
「予防したい」「少し発毛させたい」「積極的に増やしたい」というあなたの希望を伝え、それに応じたプランを提案してもらいましょう。
総額の見積もりを提示してもらいましたか?
「月額〇〇円」だけでなく、初診料、検査料、再診料、薬代をすべて含んだ年間の総額はいくらかかるのか確認しましょう。
AGAクリニックの支払い方法について詳しくはこちらをご覧ください。
治療プランの内訳は明確ですか?
その見積もりには、どの薬(先発/ジェネリック?)が、どのくらいの量、含まれていますか?
治療の期間とやめ時の説明はありましたか?
AGA治療は、効果を実感するまでに最低3ヶ月~6ヶ月はかかります。また、治療をやめると元に戻る可能性があります。継続の必要性について、きちんと説明を受けましたか?
副作用のリスクと対応について説明はありましたか?
AGA治療薬には、頻度は稀ですが副作用(初期脱毛、性機能障害、肝機能障害など)の可能性があります。リスクと、万が一副作用が出た場合のサポート体制(減薬、休薬、返金など)について、明確な説明を受けましたか?
これらの質問に、誠実かつ明確に答えてくれるクリニックが、お金と髪を任せるに値するパートナーです。
まとめ
AGAクリニックの費用について、その内訳から金融の仕組み、リスクまでを解説してきました。
AGA治療にかかる費用は、予防を目的とするのか、発毛を目的とするのかという治療のゴールによって月額数千円から数万円と大きく変動します。また、かかる費用は薬代だけでなく、初診料や検査料といった隠れコストが存在することにも注意が必要です。
AGA治療は美容目的と見なされるため、保険適用外であり、医療費控除の対象外となることも理解しておきましょう。
最も重要なのは、月額の安さだけに飛びつかず、必ず治療の総額と費用の内訳で判断することです。
正しい知識を武器に、自信を持ってクリニックの無料カウンセリングを予約してください。それが、後悔しないAGA治療への、最も確実な第一歩です。
AGA治療は、いつまで費用を払い続ける必要がありますか?
AGAは進行性の脱毛症であり、完治するという概念がありません。そのため、治療で得られた効果を保つためには、治療(主に内服薬)を継続する必要があります。
ただし、効果を実感できるまでには個人差がありますが、一般的に最低3ヶ月から6ヶ月の継続が必要です。治療をやめると、再びAGAが進行し始める可能性が高いことは理解しておく必要があります。
オンライン診療はなぜ安いのですか?デメリットはありますか?
オンライン診療が安価な傾向にある主な理由は、対面診療に必要な店舗の家賃や人件費、光熱費などを大幅に削減できるためです。また、利用者は交通費がかからないというメリットもあります。
一方、デメリットとしては、医師による直接の触診やマイクロスコープを使った詳細な頭皮診断ができないこと、血液検査ができない(または別途手配が必要)ことなどが挙げられます。
ジェネリック医薬品は安いですが、効果や副作用は本当に大丈夫ですか?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品(新薬)と同じ有効成分を同じ量だけ含んでおり、厚生労働省の厳しい審査を経て承認されています。そのため、効果や品質、安全性は先発医薬品と同等とされています。
先発薬よりも副作用が出やすい、または出にくいということはありません。ただし、副作用のリスク自体は先発薬と同様に存在するため、医師の診察のもとで処方してもらうことが必須です。

